子どもRubyプログラミング講座「ロボット編」第14回

〜いろんな計算をやってみよう~四則演算(しそくえんざん)

piroko_jaran_ss今回は、いろんな計算をするときのやり方をみてみましょう。次のような符号(ふごう)を使います。

 

 

 

計算の種類 符号
足し算 + 3+2
引き算 3-2
かけ算 * 3*2
わり算 / 3/2

計算の結果をputsで表示してみましょう(計算の答えを表示したいときは、計算式を””で囲まないでくださいね。””で囲むと、囲んだ計算式が文字列としてそのまま表示されます)。


puts 3 + 2
puts 3 - 2
puts 3 * 2
puts 3 / 2

5
1
6
1

出力タブに答えが表示されましたね。3つめまでは予想(よそう)どおりだったと思います。最後のわり算はどうでしょう。整数どうしのわり算の答えは小数点以下が切り捨てられます。「3 / 2」 と「3.0 / 2.0」の答えをputsで出力してくらべてみましょう。

ロボットを使って確かめてみましょう

かけ算の問題に答えて、正解なら「ピポパ」、不正解なら「ブー」と鳴らすプログラムを書いてみよう。


require "mi100"

robo = Mi100.new "COM3"

a = 5
b = 3

puts "#{a} × #{b} = ?"

kotae = ask "こたえ"

if kotae == a * b
  puts "正解"
  robo.good
else
  puts "不正解"
  robo.bad
end

robo.close

プログラムのせつめい

1行目~3行目

ロボットを無線で動かせるようにするための、いつものステップですね。

5行目~6行目

aという名前のついた箱と、bという名前のついた箱を用意します。それぞれに、かけ算をする数を1つずつ入れます。ここには好きな数をいれてね。

8行目

ちょっと見なれない命令が出てきましたね。#{ }の中かっこ({ })の中に、aやbなどの箱の名前を書くと、その中身(なかみ)が式の中に入ります。この場合は、5と3なので「5 × 3 = ?」と表示されます。

10行目

「こたえ」と書いてある四角い箱を出して、そこに入れた答えをkotaeという名前のついた箱に入れます。

12行目

kotaeという名前のついた箱に入っている数が「a * b」つまり「a × b」の答えと同じなら次の行に進みなさい。そうでないなら、elseに進みなさい。

おわり