子どもRubyプログラミング講座「ロボット編」第10回

~ 無線ロボットMI100の電圧を調べよう(power) ~

piroko_jaran_ss無線ロボットMI100を使ったプログラミング講座も第10回目をむかえました。みんなのMI100は元気に動いているかな。電池(でんち)の残量(ざんりょう)が少なくなると、動きがおそくなってきます。今回はロボットの電圧(でんあつ)をチェックしてみましょう。power(パワー)で調べることができます。

下の命令(めいれ)をエディタに入れて「動かす」ボタンを押してみてください。


v = robo.power
puts v

2.47

出力タブに数字が表示されましたね。これが電圧です。このぐらいなら、まだまだ動きますが、電圧が低下(ていか)するとモーターが回らなくなります。

ロボットを使って確かめよう

電圧をしらべて、2.3より小さかったら「ブー」、大きかったら「ピポパ」とならすプログラムを書いてみましょう。第7回でおぼえたif(イフ)~else(エルス)を使ってね。ついでに、前回おぼえたto_sで、「電圧は○○ボルトです」と表示するようにしましょう。大きさをくらべるには、< や > を使います。

require "mi100"

robo = Mi100.new "COM3"

v = robo.power
puts "電圧は" + v.to_s + "ボルトです"

if v < 2.3
 robo.bad
else
 robo.good
 robo.spinr
end

robo.close

プログラムのせつめい

3行目

ロボットを無線で動かせるようにするための、いつものステップですね。

5行目

電圧をしらべてvという名前のついた箱にいれなさい。

6行目

vという名前のついた箱に入っている数をto_sで文字列に変えて、「電圧は○○ボルトです」と表示しなさい。

8行目~13行目

<は「左が右より小さいかくらべなさい」という命令。もし(if)、vという名前のついた箱に入っている数が2.3より小さければ「ブー」とならす。そうでない場合は(else)、「ピポパ」とならし、右に少し回す。

おわり