子どもRubyプログラミング講座「ゲーム編」 第1回

2014/12/26

~ ゲーム画面を出そう ~

はじめに

フィジカル・コンピューティングにもふれるゲーム編

piroko_jaran_ssこの「ゲーム編」では、Rubyで簡単なゲームを作ります。そして、講座の終わりの方では「ロボット編」でも使っている無線ロボットとゲームを連動させて動かします。

パソコンの中で動く、手で直接さわることができない画像(絵、写真、ゲームキャラクタ)と、手でさわることができるロボットなどの「モノ」を連動させる基本のやり方がわかるように講座を進めたいと思います。

このような手で触ることができないコンピューターの中のモノと、手でさわることができるモノのかかわりを作ることは、「フィジカル・コンピューティング」と呼ばれていて、アートにも使われています。将来、図工や美術の時間に、フィジカル・コンピューティングを使った作品をつくる授業をやるようになるのかもしれませんね。

「ゲーム編」は「ロボット編」の後にやるとよりわかりやすくなります。

ゲーム画面をだしてみよう

KidsRubyのエディタに下のプログラムを入れます。これがゲームの土台になります。


# この下にコードを入力しよう
require 'gosu'

class MyGame < Gosu::Window
def initialize
super(400, 500, false)
end

def update
end

def draw
end
end

window = MyGame.new
window.show

プログラムを入れたら、「動かす」ボタンをクリックして、プログラムを動かしてみましょう。
プログラムの説明は次回以降にします。まずは動かしてみましょうね。

パソコンの画面に四角い箱が出ましたね。これがゲーム画面になります。画面右上の「X」しるしをクリックするか、「止める」ボタンでゲーム画面を消すことができます。

このゲームの土台は、学芸会(がくげいかい)などのお芝居(しばい)の舞台(ぶたい)に例えることができます。

今は、舞台の背景(はいけい)がありませんし、演技(えんぎ)をする役者(やくしゃ)もいません。だからゲーム画面は真っ暗です。

これから皆さんは演出家(えんしゅつか)のように、舞台を動き回る役者や裏方(うらかた)さんに指示を出して、ゲームを作っていきます。

次回は、土台として作ったプログラムの説明と、背景の出し方を予定しています。

おわり